【親御様・先生必見!】家庭教師が実際に訴えられたケース3選 by 家庭教師のセンセート
コラム
2023/03/15

善意のつもりでも、相手にとっては悪意に感じる。
そのような言動や行動はこの世に溢れています。
今回は家庭教師が実際にご家庭に訴えられてしまった「あるある」3選をご紹介します。
①家庭教師が「絶対受かる」「必ず受からせる」と言ってしまう
生徒を必ず合格させたい。
その気持ちは親御様にとって当然で、多くの先生にとっても共通の感情です。
しかし、家庭教師が「絶対」「必ず」という言葉を応募文に用いてしまったり、生徒や親御様に告げてしまったりして後から訴えられるケースは後を絶ちません。
仮に模試でずっとA判定を取っている、または過去問で満点を取れていたとしても受験本番に【絶対】はありません。
センセートで原因を究明したところ、家庭教師が応募文や面談で「必ず受かります」「絶対合格させます」と言ってしまった共通項が多数出てきました。
親御様にとって「絶対」「必ず」と聞くと、より安心してその先生に任せたくなるものです。
しかし、世の中の99%に絶対はありません。
ですから、特に家庭教師は言葉選びを慎重にいたしましょう。
もし生徒を必ず合格させる自信や、実際に合格させてきた圧倒的実績があっても「絶対」と言うのは避けるべきです。
それよりは、「合格へ近づけるように尽力します」など、よりバランスを取った表現を使うほうが望ましいでしょう。
少なくとも、自己過信も自己卑下もせず、自分や生徒を客観視して望むことが成功への道です。
②授業料の支払いを後払いではなく、前払いにする
このケース、被害の声は特に後を絶ちません。
この業界にいますと、例えば「先に授業料振り込みます」と自発的に仰るご家庭が少なくありません。
私も「先払いのご希望」は何度も経験していますが、それは固くお断りしております。
前払いはそれは非常にリスクが高い行為だからです。
家庭教師は全てが善人とは限りません。残念ながら、一部は悪人もおられます。
また、家庭教師も人間ですので明日何があるか分かりません。突然の不幸で指導どころでなくなることもあります。
実際に多くのご家庭にヒアリングしたところ、「前払いで言われて振り込んだところ、その後に先生と音信不通になった」という事件が少なくありませんでした。
極端な実例では、家庭教師に「まず前払いで年間の授業料150万円を振り込んでください」と言われて素直に振り込むと、すぐに先生が消息を絶ってしまったケースがありました。
その家庭は使った弁護士からサイトに情報開示請求をし、警察に被害届も出しましたが、未だ数年間、お金が返ってきていないとのこと。
ちなみに、そのサイトは本人確認書類の審査無しのサイトだったので偽名で登録されていたとのことです。
だからこそ、センセートは必ず事前に本人確認書類と本名の厳しい審査、及びプロフィールの追加確認を徹底しているのです。
前払いで被害に遭った各家庭に話を伺うと、「先生の親切心で、毎回の振込の手間を省くために前払いと言ってもらったと思った」というような感想が親御様から多く発せられました。
もちろん前払い自体の行為が悪いわけではありません。前払いを選ぶかどうかはご家庭に委ねられています。
とはいえ、前払いによるトラブルが多発している事実は知っておかれると望ましいでしょう。
ぜひ透明性ある信頼関係を保つために、ご承知おきいただけると幸いです。
③ボディタッチ(身体に触れる)
こちらにまつわる被害や裁判沙汰も少なくありません。
興味深いことに、異性間ではなく同性間でも近年、一方が不快感を抱いたり心身共に傷を負ったりするケースが激増しています。
ことに現代はいわゆるLGBTQといった性的マイノリティが叫ばれている時代です。
実は、同性の教師だからといって100%安心できるわけではありません。
訴えられたケースの中には、女性教師が善意で授業の度に女子生徒の頭をなでたり背中をさすっていたところ、ショックを受けてうつ病とパニック障害を抱えてしまった実例もあります。
さらには、男性教師が気合い注入として背中を叩いたところ男子生徒が嫌がり、ご家庭から「子供が暴力を受けた」「虐待だ」と訴えられたケースもあります。
セクシャルハラスメント(通称セクハラ)は、相手が不快に感じたならばセクハラであるとされます。
これは個人的な意見ですが、是非先生方には、例え良かれと思ってもボディタッチは極力控えたほうが良いかもしれません。
決して極論ではなく、ニュースで騒がれているような「教育者が子供にわいせつ行為に及んだ」といった事例も実際にたくさんあります。
親御様としては、可能であればリビングなどの親の目が届く範囲で授業をしてもらったり、子供と予め「不快に感じたことは何でもいうこと」という約束をしておかれると良いかもしれません。
こちらももちろん、ボディタッチ自体に罪があるわけではありません。生徒によっては例えば自らハイタッチや気合いをいれるグータッチを望む子もいると聞きます。
とはいえ、家庭教師の方々におかれましては身体的接触は十分気をつけた上で、親御様の方々におかれましては当記事を念頭に置かれた上で授業を進めていかれるのが良いでしょう。
今回は家庭教師が実際に訴えられた事件3選を取り上げました。
皆様には上手にリスク回避をされつつ、順調に信頼関係と学力を築かれることを願ってやみません。
Text by 中西悠樹(代表)
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